SQL Server Reporting Services(SSRS)のデータソースで外部サービスを設定する
うかうかしていたら、前回の投稿から3ヶ月近くも空いてしまいました。気を取り直して記述します。
最近、SQL Server Reporting Services(SSRS)を触っていて、帳票出力には結構便利だという事がわかって来たので、それについて書きます。
データソースに外部サービスを設定する
SSRSは、SQL Serverに接続してデータを取得し、表示するのが基本的な使い方だと思います。このデータの取得元をデータソースと呼びます。
データソースには、外部のWebサービスを指定することが出来ます。データソースのプロパティ画面を開いて、[全般]メニューの型でXMLを選択すれば良いです。
参考ページ:Reporting Services でサポートされるデータ ソース (SSRS) - SQL Server Reporting Services (SSRS) | Microsoft Docs
注意点としては、返り値がXMLである事*1、リクエストがGETである事、Expressエディションでは使えない事です。
参考ページ:レポートサーバーの設定 - クリエイティブWeb *2
今回は、Redmine Rest Apiを外部サービスとして設定してみます。
データソースで式を使用する
データソースの取得の時点で、パラメータによって絞り込んだデータがほしい場合があると思います。その場合はデータソースで式を使用します。
式の例(Redmineのチケットと注記データの取得。issueIdはSSRSのパラメータ)
="http://(RedmineのURL)/issues/" & Parameters!issueId.Value & ".xml?key=(APIキー)&include=journals"
注意点としては、データソースで式を使用し、データセットのクエリ(クエリデザイナー)を開くと、以下のエラーが発生して実行が出来ない事です。
TITLE: Microsoft SQL Server Report Designer
データ ソースへの接続中にエラーが発生しました。テキスト ベースのクエリ デザイナーのみを使用できます。
ADDITIONAL INFORMATION:
接続文字列の式はデザイン時に評価できません。レポートをプレビューするか配置して、接続を検証する必要があります。 (Microsoft.ReportingServices.Designer.Controls)
レポートウィンドウのプレビューは出来ますが、やはり面倒なので開発中はデータソースは固定値にしておいた方が良さそうです。
以上です。
*2:「2. Express 版 SSRS の制限」を参照。SQL Server 2008 R2の話ですが、2017でもダメでした